JACGIプリンシパル・インベストメントは、JACGI(日本コンプライアンス&ガバナンス研究所)のプリンシパル・インベストメント部門です。プリンシパル・インベストメント(Principal Investment)とは、主として自己資金によって行われる資産運用のことをいいます。

米国の名門ハーバード大学やイェール大学などの教育・研究機関では、資産運用を担当する専門の部署が、寄付を中心とする自己資金を運用することにより、先進的な教育・研究を将来に渡って安定的に行うための財源確保を図っており、着実に実績を上げているといわれています(このような資産運用は、一般にエンダウメント投資とも呼ばれます)。

 

 

〔参考1〕米国の主要大学におけるエンダウメント投資の運用実績の例

  FY2021
return %


3-year
return %
<annual average>

5-year
return %
<annual average>

10-year
return %
<annual average>

Harvard University 33.6
Yale University 40.2 12.0
Princeton University 46.9 12.2
Stanford University 40.1 10.9 10.2
Duke University 55.9 11.3
Massachusetts Institute of Technology 55.5
Brown University 51.5 17.4 15.5 12.3
Dartmouth College 46.5 15.1 13.0 11.8
Carnegie Mellon University 42.6 13.3 11.8 10.6
University of Pennsylvania 41.1 13.4 11.9 11.1
Columbia University 32.3 8.8

Source of reference: “U.S. Endowment Returns Tracker, Pensions & Investments” https://www.pionline.com/section/endowments

 

JACGIプリンシパル・インベストメントでは、エンダウメント投資の考え方も参考にしながら、JACGIがこれまでに培ってきた先進的かつ他に類を見ない知見やネットワークを活用しつつ、ESG、SDGs、エシカルなどの観点にも配慮することで、調査研究の推進に資する安定的な収益の確保と持続可能な社会の実現への貢献の両立を目指しています。

当研究所は、JACGIプリンシパル・インベストメントの成果も活用し、引き続き、コンプライアンスやガバナンスを中心とする調査研究の推進と持続可能な社会の実現への貢献に努めてまいります。

 

〔参考2〕JACGIプリンシパル・インベストメントにおける主な運用ストラテジーの過去の実績概要

FY2023 Strategy1 Strategy2
Quater 1(1-3) 3.96% 7.65%
Quater 2(4-6) 4.28% 6.53%
Quater 3(7-9) 4.74% 6.09%
Quater 4(10-12) 4.70% 5.19%
FY2023 Total 17.68% 25.46%
    (2023/12/31時点)
FY2022 Strategy1 Strategy2
Quater 1(1-3) 2.08% 2.49%
Quater 2(4-6) 4.04% 4.85%
Quater 3(7-9) 3.77% 4.65%
Quater 4(10-12) 3.76% 6.11%
FY2022 Total 13.65% 18.10%
    (2022/12/31時点)